野山を読む 野山を食す

山鳴

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ヤマナラシ、と読みます。
柳の仲間で、ポプラの近縁。角ばった葉が風が吹くと擦れ合って音がすることからこの名があります。
伐採跡地や荒地などに最初に生育する先駆樹木。葉が落ちる冬は、白っぽい樹皮と魚の骨のような樹形が良くわかります。

長野県上田市稲倉地区。

棚田百選にも選ばれているこの地区は、しかし離農が進む現在その半分近くが荒地となっています。特にその最上部は、耕作地としての使命を二度と果たせないように見えます。
その棚田に、ヤマナラシが何本も育っていました。ここはこのまま人間の支配から離れ、自然に帰っていくものと思われます。
耕作放棄地は痛々しく荒れていることが多いのですが、この風景はどこか穏やかです。

f0220698_18265162.jpg樹皮には特徴的な菱形模様があり、ひと目でこの樹とわかります。


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# by silvers_blue | 2010-03-07 18:27 | 山の植物