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クリフウセンタケ

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降り続く雨。風はあまり感じません。
お気に入りのミズナラの森は、霧が巻いたり消えたり。
通いなれた場所とは言え、一人でただずむと、まったく知らない場所にいるように感じられます。

足元にキノコがある。見渡すと、10本程まとまって生えたキノコが至る所に見つかります。
雨が強くなってきた。霧も濃くなってくる。
今ここには僕しかいない。
なんて幸せな時間、幸せな場所。


クリフウセンタケ
僕の中では、特に美味しいキノコのひとつと位置づけられています。
野生のキノコは、多かれ少なかれ土や木の香りがします。野趣と言い換えてもいいかもしれません。それは大きな魅力でもあり、また好き嫌いが分かれるポイントでもあります。ところが、クリフウセンタケにはそれがありません。
上品でクセのない香りとうまみ、心地よい歯ごたえ。ある意味、「野生のキノコ」という印象があまりない。和風の料理店で出されても違和感のない味わいです。このキノコを「美味しくない」と感じる人はおそらく少ないでしょう。
和風の料理、もしくはあっさり目の中華風が合います。
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欠点は、採取の際に土や枯葉で汚れてしまうこと。これを取り除くのはかなり面倒です。自宅に戻って、好きな音楽を聴きながらのんびり汚れを取り除きます。
その時に、手持ちの図鑑と見比べて、別のキノコが混ざっていないか一本一本確認します。埋まっている朽木から生えることもある猛毒のニガクリタケでも紛れ込んでいたら、大変なことになります。
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今回は中華あんかけにしてラーメンに載せ、広東麺風に。
少し余りました。牛乳を足して作った中華風クリームシチューにします。

次の休日も雨。再び森に出かけます。
その中華風クリームシチューを、密封タッパに詰めて持ち出します。
キャンプ用コンロで温め直して、森でのランチに。
雨で冷えた体には、とても美味しい。
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by silvers_blue | 2016-09-28 22:36 | 山の幸 | Comments(0)