野山を読む 野山を食す

<   2012年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ムキタケ

f0220698_1720441.jpg

道から川の向こう岸遠くに見えるミズナラの倒木に、毎年エノキタケが大量に発生します。この時期になると車で下見をしては採り頃をうかがっています。
例年よりちょっと早い10月中ごろ、その倒木はいい頃合いになってきたように見えました。
とある日曜日の小雨が降る午後、足を濡らして川を渡ってたどり着いたその倒木に生えていたのは、エノキタケではありませんでした。

倒木を覆い尽くさんばかりのムキタケが。
キノコ狩りを何年もしていますが、これほどたくさんの美味しいキノコが生えているのは初めて見ました。
圧巻です。

f0220698_1721445.jpg

このキノコ、喉越しが良くクセはなく、煮込み料理にはうってつけの素晴らしく美味しいものです。
ところが欠点が一つ。ムシがよくつくのです。
この写真に写っている大きなものなどは、ほぼ間違いなくやられています。美味しいからなのか水分が多いからなのか。
調理する前に洗ったりすれば、釜揚げシラスのような白い小さなイモムシが、それこそ嫌いな人なら気絶するほどたくさん出てきます。
野山のムシなど気にしていては雑キノコなど食べられないとは思っていますが、一応ビジュアル的には見ないふりしたいところ。沸騰した湯の中で踊らせてムシを落とし、さらに一つ一つ流水で洗いながらムシを落とし、さらに一口大に切りながら中のムシを丁寧に取り除きます。その作業がめんどくさい。
f0220698_1725859.jpg

そういえば今年は長野県内では、このキノコと間違えて有毒のツキヨタケで中毒したというニュースが何件か聞かれました。幸いというべきか、僕の住む上田地方ではツキヨタケを見たことがありません。ブナにしか生えないのでしょうか。
また、今年はこの倒木にエノキタケは生えませんでした。そんなところも自然の不思議。
来年生えるのは果たしてムキタケ? エノキタケ?

PENTAX LX / Z-1P
SMC PENTAX-A 1:2.8 20mm/TAMRON SP 1:2.5 90mm MACRO(52B)
KODAK PROFOTO XL
[PR]
by silvers_blue | 2012-12-09 17:31 | 山の幸 | Comments(16)