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タマゴタケ

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「派手なキノコは毒」という迷信が正しくないことを伝える例として、タマゴタケほど適切なものはありません。
晩夏~初秋にかけて落葉松林に発生するとされていますが、僕の印象では落葉松の純林には少なく、むしろ落葉松交じりの雑木林に多く発生するように思います。
今年の晩夏は急に涼しくなった上、適度な雨が降ったせいか、このキノコが爆発的に発生した場所を見つけ、小躍りしています。

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このキノコがありがたいのは、
 ・大きくて食べ応えがある。
 ・滑りが少なく、ゴミを取り除きやすい。
 ・夏のキノコとしては比較的虫に食われていないことが多い
 ・特徴がはっきりしていて、毒キノコと間違えることがない。
そしてなにより美味しい。旨み・コクがあって濃厚な味です。
淡白なスーパーのキノコに慣れた舌には、ちょっと食べにくいかもしれません。
いろいろな調理法がありますが、僕はオーブントースターで焼いて、醤油とレモンをつけて食べるのが好き。笠の部分の方がより美味しく頂けます。

そしてこのキノコ、生でも食べられるのです。

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この写真を撮った翌朝、お弁当に入れる小さな醤油差しを持って再びこの雑木林へでかけます。
比較的若いキノコを1本、丁寧に採ってゴミを慎重に取り除き、ナイフで薄く切ります。そして持ってきた醤油を2・3滴垂らし、その場で頂く。
最初はあまり味がしません。しかし噛むほどにその旨みとコクが後からやってきます。

まさに「野趣溢れる」料理。
銀座の料亭でも味わえないご馳走です。
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by silvers_blue | 2011-09-19 11:31 | 山遊び | Comments(8)