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羽根

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夏の高原を代表する蝶、浅葱斑。
涼しい高原で見られる為、冷涼な気候を好むかと思いきや、暖地性なのだそうです。
季節が秋に進むに連れ、里へ西へ数百キロも移動するとのこと。
でもここ信州では、秋になっても里で見たことはありません。

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鱗粉が退化している為、羽根の薄い部分は半透明で向こうが透けて見えます。
羽根が汚れているのは、にわか雨にあって地面にたたきつけられたからだと思われます。

森ではいろいろな蝶が見られます。
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サトキマダラヒカゲ。
地味な蝶ながら、じっくり見れば複雑な模様に引き込まれます。




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ミヤマカラスアゲハ。表側の金属光沢が美しい。




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スミナガシ
水に墨を落とし、それを和紙や布に写し取る工芸 「墨流し」 が名の由来。
繊細な模様は、赤い口吻と相まって日本的な美しさ。




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不思議な光沢の羽根を持つ、蝶トンボ。
この日の空は、不思議な雲が広がってました。
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by silvers_blue | 2011-08-25 22:56 | 山の生き物 | Comments(8)

下見

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木の実や山菜などの山の幸を受け取るには、収穫時期だけ山に入るのではなかなか難しいでしょう。
オフシーズンこそロケハンせねばなりません。

秋の収穫をとても楽しみにしている、サルナシ。
昨年は猛暑のせいか実のつきが極端に悪く、収穫にありつけませんでした。加えてお気に入りの収穫場所が伐採されてしまったので、今年は新たに探す必要があります。
サルナシの樹を探すこと自体は、さほど難しくはありません。葛が劣勢となるぐらいの高冷地(信州だと800m以上の高地)で、林道沿いなどでせり出ている蔓性の茂みを見つけたら、葉柄が赤いかどうかを確かめます。自動車からでも容易に見つけることができます。
但しサルナシは雌雄異株。樹を見つけただけでは収穫にありつけません。結実しているかどうかも確認が必要です。ですから結実する7月以降は、林道をぐるぐる回って雌株を探し、10月の収穫に備えるのです。7月29日。
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サルナシと同じく雌雄異株のマント植物である、山葡萄。
こちらの方が個体数が断然多く、見つけるのは容易。今年は実の付きが良く、豊作の予感。7月31日。
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自生はかなり希少とされる、エゾスグリ。
この株は数年前に見つけました。昨年の間伐作業により危うく切り取られそうでしたが、なんとか残って一安心。収穫適期はあと一月といったところですが、熟しても1粒2粒を味わう程度に留めます。7月31日。
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採り頃まであと2週間ほどの、エビガライチゴ。
既に熟したものもある、クロイチゴ。赤い未熟のものと、熟した濃紫。中間の色のものがないのが面白い。 
この日の収穫はバニラアイスと共に頂きました。7/31日。
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盛夏ともなると、葉の一部が色づき始めることもあります。
ちょっとライムイエローに色づき始めた葉を見逃してはいけない。コシアブラがありました。
コシアブラは1本見つけると、必ず周囲にもう何本かあります。
この場所は新たな穴場。来年の春が楽しみです。7月31日。
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by silvers_blue | 2011-08-17 00:30 | 山遊び | Comments(4)