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山葡萄

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霜が降りるようになるくらい秋が深まると、山葡萄を採りに行きます。
樹に成っている間はまだすっぱい。完熟して地面に落ちる頃、それを拾います。
地面にはたくさんの落ち葉が積もっていて、実がつぶれてしまうことはありません。

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山葡萄は雌雄異株。樹そのものは簡単に見つかりますが、メスの樹を見つけないと収穫できません。
鮮やかな紅葉を目安に樹を見つけ、メスの樹の場所を覚えておきます。そして葉がすっかり落ちた晩秋に拾いに行くのが楽チンであり、収穫適期でもあるのです。

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山では、山葡萄をはじめ、サルナシやマタタビ、藤などのいわゆる「マント群落」が増えています。
マント群落 - 森や林の一部の樹が伐採等でなくなったとき、そこには日光が差し込むようになります。これをギャップといいます。そのギャップをマントで覆うかのように生育する蔓性の植物、これがマント群落と呼ばれるもの。いわば森の絆創膏みたいな植物です。
山葡萄やサルナシが増えていることは、つまり森がたくさん傷ついている証でもあるのです。林道建設や開発に伴う伐採などが原因な訳ですから。
山の幸の収穫、という意味ではありがたいのですけどね。
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by silvers_blue | 2010-12-04 23:21 | 山の植物 | Comments(4)