野山を読む 野山を食す

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ヤブカンゾウ

f0220698_075029.jpg春遅い信州にも、ようやく摘み草のシーズンがやってきました。里のふきのとうなどは、すでに遅いぐらいです。

里の土手などに生えるヤブカンゾウ。とにかくたくさん生えるので採取には困りません。ただし、あまり大きなものは青臭いので、めんどうでも小さいものがお勧め。
あくはなく、さっと茹でて酢味噌和えがもっともオーソドックスな食べ方ですが、テンプラもいけます。
他にこれといった食べ方がないのが残念。

真夏に咲くユリのようなオレンジ色の花も食べられますが、僕には美味しいとは思えませんでした。

Pentax ME ・ SMC PENTAX-M 1:1.7 50mm ・
DNP CENTURIA400
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by silvers_blue | 2010-03-27 00:15 | 山の植物 | Comments(0)

節分草

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平成22年3月7日 大雪の中で。息子の撮影。 Canon PowerShot SX120
石灰質の土壌にしか生育しない、節分草。旧暦の節分の頃(太陽暦での3月3日頃)に咲くことからこの名が付けられたといいます。生育条件が特殊なことと、昨今の山野草ブームによる盗掘により絶滅危惧種に指定されています。
この写真は千曲市戸倉の群生地のもの。ここと千曲市倉科の群生地は保護管理されています。


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平成22年3月13日 同じく千曲市戸倉にて Canon PowerShot SX120
この日は息子が一人で出かけ、撮ってきました。
この群生地は、しなの鉄道戸倉駅近くのキティーパークの奥にあり、駅から歩いて出かけることができます。
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by silvers_blue | 2010-03-14 09:14 | 山の植物 | Comments(0)

一番早い花

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「まず咲く」が語源のマンサクよりも早く咲く、ハンノキ類。
僕が良く釣りに行く渓流沿いには、ヤマハンノキが多く見られます。
その色は鮮やかとは言えませんが、雪の白と組み合わせるとなかなかきれいです。
これは3月7日、時ならぬ大雪のさなかに魚止めの堰堤で息子が撮った一枚。

この樹の葉には、虫が良くつきます。それが川に落ち、岩魚を育みます。つまりヤマハンノキは、魚影の目安にもなるのです。
倒木にはナラタケ、エノキタケ、ムキタケ、ヤナギタケが良く発生します。山の恵みを求める僕らにとって、ありがたい樹。

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やや緑がかった樹皮は、春先には周りの新緑と重なってなんともいえない眠たい萌黄色の景色を作ります。
今年もそんな時期まで、あと少し。この写真は、昨年の5月5日。

Canon PowerShot S120IS
PENTAX ME ・ SMC PENTAX-M 1:1.7 50mm ・ DNP CENTURIA400
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by silvers_blue | 2010-03-10 23:30 | 山の植物

山鳴

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ヤマナラシ、と読みます。
柳の仲間で、ポプラの近縁。角ばった葉が風が吹くと擦れ合って音がすることからこの名があります。
伐採跡地や荒地などに最初に生育する先駆樹木。葉が落ちる冬は、白っぽい樹皮と魚の骨のような樹形が良くわかります。

長野県上田市稲倉地区。

棚田百選にも選ばれているこの地区は、しかし離農が進む現在その半分近くが荒地となっています。特にその最上部は、耕作地としての使命を二度と果たせないように見えます。
その棚田に、ヤマナラシが何本も育っていました。ここはこのまま人間の支配から離れ、自然に帰っていくものと思われます。
耕作放棄地は痛々しく荒れていることが多いのですが、この風景はどこか穏やかです。

f0220698_18265162.jpg樹皮には特徴的な菱形模様があり、ひと目でこの樹とわかります。


RICOHFLEX Ⅶ ・ NEOPAN PRESTO400
PENTAX ME ・ SMC PENTAX-M 1:1.7 50mm ・ DNP CENTURIA400
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by silvers_blue | 2010-03-07 18:27 | 山の植物

神の座布団

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木の葉が落ちた冬の大樹の梢に、何やら怪しい鳥の巣みたいな影。樹に寄生する樹、ヤドリギです。
東北・遠野地方では「神の座布団」と呼ばれているとか。確かに社寺林のケヤキなどに寄生している様を見ると妙に納得できます。
決して珍しいものでもありませんが、高いところに生育するのが常。近くで観察する機会はなかなかありません。
RICOHFLEX Ⅶ ・ NEOPAN PRESTO400

f0220698_23261297.jpgヤドリギ類の実はは3枚目のように粘性があり、これで大木の梢に引っかかって発芽し、根を張るのです。
PENTAX LX ・ SMC PENTAX-M 1:1.4 50mm ・ SUPERIA VENUS400









f0220698_23238100.jpg最もオーソドックスなヤドリギ。常緑の葉の間に2つ・3つの実をつけます。実は薄めた砂糖水のような味。
PENTAX LX ・ SMC PENTAX-M 1:4 100mm MACRO ・ FUJICOLOR PRO400













f0220698_23233921.jpg東北に多いとされる、アカミヤドリギ。これも常緑。
PENTAX LX ・ SMC PENTAX-M 1:1.4 50mm ・ FUJICOLOR PRO400














f0220698_23252679.jpg落葉性で実をたくさんつける、ホザキヤドリギ。実はヤニ臭くて激マズです。
PENTAX LX ・ SMC PENTAX-M 1:4 100mm MACRO ・ SUPERIA VENUS400
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by silvers_blue | 2010-03-01 23:38 | 山の植物