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2017年 01月 21日 ( 1 )

ナツハゼ

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野生のブルーベリーというと、クロマメノキやオオバスノキなど1300m超の高地に自生してることが多いのですが、ナツハゼはいわゆる「里山」と呼ばれるような低山に見られます。
個体によっては鮮やかに紅葉します。食べられる実もなることから、庭木として植栽されることも。特に和風住宅に合います。
樹高は高くてもせいぜい3m。梢に手が届くので採るのは簡単ですが、たわわに実るという感じでもない上に一粒一粒が小さいので、十分な量の収穫を得るのは容易ではありません。
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実のおしりの部分に梅の花のような特徴的な紋様があります。この姿から「文福茶釜」という異名を持ちます。
もっとも、「茶釜」なるものを正確にイメージできる人は今時どれ程いるんですかね・・・

市販されているブルーベリーに比べ、皮は厚く甘味は少ない。ややえぐみもあり生食だとさほど美味しくありません。
2週間ほど蜂蜜に漬けた後乾燥させてドライフルーツにします。
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この秋に採れた「新」山葡萄で酵母を起こし、胡桃とこのナツハゼを練り込んでリュスティックを焼きます。
リュスティックというのは、水分量をかなり多くしたゆるいパン生地を、ほとんど整形しないで高温で焼くパンのことのようです。
ベーカーズパーセントで75~80%、なんていうレシピを見ましたが、生地が相当扱いにくく難しい。僕の腕前ではせいぜい70%というところでしょうか。電気オーブンで高温で焼くというのも難しい。
よってこれは、ただ整形してないだけの「なんちゃってリュスティック」。
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さて僕は、「採った場所でその山の幸を頂く」ということをちょっとした目標として山歩きをしています。
このパンは去年の暮に大掃除の合間を縫って焼いたもの。これを持って初日の出を拝みにでかけます。
ここはこのナツハゼを採った場所からほど近い。キャンプ用コンロで焼き直しながら初日の出を拝みました。
右上に見えるのが今年の初日です。今年の元旦は雪もなく比較的あたたかでした。
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by silvers_blue | 2017-01-21 21:51 | 山の幸 | Comments(1)