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ゆめかおり

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ちょっと前まで「強力粉って、何が強力なの?」というレベルだったのですが、パンを焼くようになってからは小麦についての知識も自然と入ってきました。
僕が今パン用に使っているのは、「華梓」という長野県産の強力粉。1kg320円とお手頃です。しかも美味しいし、以前使った外国産のものより捏ねやすい。
ところでこの「華梓」というのは商品名で、中身は長野県産の「ゆめかおり」という品種を中心とした長野県産強力粉のブレンドらしい。
「ゆめかおり」は、長野県農業試験場で2010年に種苗登録された新品種。長野県内では松本地域・上田地域での作付を進めたようですが、現在の主たる産地は松本地域のようです。松本市寿地区の「農事組合法人 小赤営農」のホームページに情報が載っていました。
その麦畑を見てみたい。春先頃からそんなことを思っていました。
麦の収穫は6月ぐらいだったはず。という訳で、松本までジムニーを飛ばします。
一帯は一面農地というほどでもなく、住宅と農地が混在している長野県ではありふれた雰囲気の場所です。水田に混ざって茶色く色づきつつある麦畑が簡単に見つかりました。
しかしこれが「ゆめかおり」なのかはさっぱりわかりません。麦畑の畦道の草刈をしている男性に声を掛けます。
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「おはようございます。ちょっとお聞きしていいですか?」
「あ?」
「ここ、おじさんの麦畑ですか?」
「あ、そうだけど」
「これ、なんていう麦ですか?」
「これは小麦だわさ」
「(・・・いやそうゆうことじゃなくて)なんて品種なんですかね?」
「えー?、なんて言ったっけかな~んーとえーと・・・」
「「ゆめかおり」ですか?」
「あーそれそれ! それだよ。3年ぐらい前からやってるんだ。」
「実は僕自分でパン焼くんですけど、長野県産強力粉っていうの使ったら美味しかったんですよ。それでいろいろ調べたら、この辺で採れる麦だっていうから、見学に来ました。」
「へーそうかい。まあ何を作付けしろっていうのも数年で変わるからなぁ。」
「この辺りは昔から麦はよく作っていたんですか?」
「ああ、麦畑は昔からあったけど、最近は転作奨励でな。田んぼ放っておいて雑草はやらかすのもうまくないって訳だし。その麦の穂先をな、両手で揉んでふっと息吹きかけるともみ殻が取れるからな、それを口に入れて噛んでるとガムみたいになるんだよ。グルテンってやつがガムみたいに変わるんだ。子供の頃はよくそうやってたもんだ。」
「へー」
「何本か持っていきな。飾りにする人もいるみたいだで。」
「あ、ありがとうございます。この麦畑を写真撮ってもいいですか?」
「あぁいいよ。」
「ありがとうございます。」

この男性はその後も、撮影している僕に「向こうの畔にキジが来てるで」と教えてくれるなど、とてもよくしてくれました。
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さて僕も、麦の穂先を2本ほど揉んでみます。
もみ殻は簡単に取れましたが、結構実も落としてしまいます。残った小麦の実を口に入れると

・・・・美味い! すごく美味しいぞこれ!

この品種だからなのか、そもそも小麦とはそうゆうものなのかはわかりませんが、「噛み続けるとガムのようになる」かどうかを確認するまでもなく食べてしまいました。
いやびっくりした。

 ☆ ☆ ☆

この麦畑の近くに、産直販売所があります。寄ってみるとここで採れたゆめかおりも売っています。
さっそく手に取ってみると、1kg870円。めちゃくちゃ高い!
しかし社会見学させてもらった訳だし、味まで確認してこそ見学の意味があるというもの。一袋購入します。また酵母起こしてパンを焼かねば。

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写真は、今日買ったゆめかおり(左)と、いつも使ってる小麦粉(中・右)。
それぞれのリンク先は↓


小赤地区のゆめかおりを購入した産地直売所:ファーマーズガーデン内田


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by silvers_blue | 2016-06-12 21:01 | 山遊び | Comments(0)